












~足底多汗症とフローリング~
この多汗症まんがについて
●多汗症まんがに描かれていること
足底多汗症の内気な小学生が、素足で走るのが怖くて、体育の授業を見学してしまっているという場面が描かれています。
「そんな理由で??」と思われた方もいらっしゃるでしょう。
しかし、足底多汗症は、単なる「汗っかき」とは異なります。何らかのきっかけで、足のうらに局所的に大量の汗をかき、一度かきはじめたら、なかなか止まりません。
この漫画の小学生は、体育の授業に参加したら、足のうらが常にびしょぬれの状態で全力で走ることになってしまいます。でも、うまく説明ができないし、「足汗がひどい」というような話をするのも恥ずかしいので、黙って、見学をしています。
●多汗症の理解を得る難しさ
この漫画は極端な例ですが、多汗症の症状は、自分で説明するのが難しい場合が多々あります。
特に、自分が多汗症だと気が付いていない場合は、なお一層難しいです。
「足汗がひどい」と言っても、汗は誰でもかくものなので、ただ神経質な人だと思われたり、誤解されてしまう場合もあります。
●汗の話題はデリケートです
体質に関する話は、デリケートな話でもあります。「汗」もデリケートな話題の一つです。制汗剤や、汗関連商品の多さを見ても安易に想像できるでしょう。
汗に悩む本人の説明力だけではなく、特に、学校など、集団行動が求められることが多い中では、指導者が知識を持って配慮することが求められます。
少しでも、足底多汗症の事を知ってもらえたら、とても嬉しいです。